乳がん検診
中央区民乳がん検診
区民検診の受診は乳腺専門のクリニックで
- 当院は2人の乳腺専門医によりマンモグラフィの読影を行っており、要精密検査となった場合でも、その後の受診、精査、結果説明まで迅速に対応させていただきます。
- 当院はマンモグラフィ精度管理機構施設認定を受け、中央区乳がん検診実施医療機関となっております。
- 中央区にお住まいであれば区内どこの地域の方でも、対象の方は無料で受診が可能です。
- 乳がん検診の受診券をお持ちの方はお電話あるいはインターネット予約にてご予約ください。
- 別途、追加で超音波検査(有料)のご希望のある方は、お問合せください。
対象者 |
中央区乳がん検診受診券をお持ちの方 中央区内に住所を有し、当該年度の4月1日〜3月31日までに36歳以上の偶数歳になる女性及び前年度未受診の37歳以上の奇数歳になる女性 |
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検診内容 |
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検診料金 | 無料 |
持ち物 |
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以下に該当する方は受診できません
- 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方
- 授乳中または断乳後半年未満の方
- 乳がんで治療中または経過観察中の方
- 豊胸手術を受けている方
- 6ヶ月以内にマンモグラフィ検査をされた方
- 腰痛などで立って体を反らすことが難しい方
- 心臓ペースメーカーを使用している方
※上記に該当する方は、超音波検査での乳がん検診(自費)を行うことが可能な場合がありますので、ぜひご相談ください。
自費乳がん検診
乳腺専門のクリニックで行う検診
症状のない方が受けることができる自費乳がん検診があります。無症状の段階で検査を受けることで、乳がんの早期発見、早期治療を行うことができ、乳がん患者さんを救う重要な手段の一つと言えます。
痛みの少ないマンモグラフィーを女性のマンモグラフィ精度管理機構認定技師が行い、20年以上の治療経験のある日本乳癌学会乳腺専門医師が超音波検査を行います。
検査結果はすぐに医師から画像をお見せしながら丁寧に説明させていただきます。 要精密検査となった場合でも、その後の受診、精査、結果説明まで迅速に対応させていただきます。
対象者 |
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検診内容 |
(1)〜(3)の中から医師と相談しながらお選びいただけます。 |
検診料金 |
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持ち物 | 保険証(保険診療になった場合、スムーズに移行できるため) |
自己検診の方法
月に一度は自己検診を!
乳がんは早期発見と適切な治療により約95%治ると言われています。自己検診を続けることで、普段とは違う乳房の変化に早く気づくことができます。月に1回、下記の手順で自己検診を行う習慣を身につけてください。
自己触診のタイミング
閉経前の方 | 月経終了後、1週間以内の乳房のもっとも柔らかい時期に行いましょう。 |
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閉経後の方 | 毎月一定の日を決めて行いましょう。 |
STEP1まずは「触って」
指でつまんでしまうと全部しこりに思えてしまうので、つままずに指の腹で撫でるように触りましょう!
横になり、一方の手を頭の後ろにおきます。
1もう一方の手の指をそろえ、指のはらで乳房を上から柔らかく押さえるように触れます。
2内側半分と外側半分に別けて、矢印の方向に軽く押しながら触ります。(反対側も同様に)
3そろえた指のどれかに、他と異なった硬さのものが触れないか探して下さい。
4しこりかな?と思ったら反対側の対照的な位置と比べてみて下さい。(しこりは指と肋骨の間に挟むとよくわかります)
5STEP2次は「見て」
入浴後など鏡の前で両腕を上げたり下げたりして乳房に「ひきつれ」「くぼみ」「変色」がないか観察しましょう。
STEP3最後は「しぼって」
乳首から赤色や茶褐色の液が出ないか、よく観察しましょう。
乳がん検診で要精密検査(再検査)になった方へ
当院では、職場や市区町村などの乳がん検診で要精密検査や再検査になった方の精密検査を行っております。精密検査で行う画像検査についての結果は当日お伝えすることが可能です。不安に思われている方は、ぜひご相談下さい。
また、精密検査は保険診療の適応になります。
精密検査ってどんなことするの?
異常を指摘された検診の結果票や、画像データ(CD-ROM、フィルムなど)を元にして、医師が必要な検査を的確に判断して行います。
視触診
皮膚のくぼみや引きつれ、しこりの有無、色調の変化、乳頭分泌の有無などを調べます。視触診だけで診断がつくわけではありませんが、病変の状態を把握するために重要な検査になります。分泌物を採取し細胞診検査へ提出することもあります。
超音波検査
超音波検査(エコー)はゼリーを塗ったプローブと呼ばれる機械を乳房に接触させ、モニターに乳房内の様子を詳細に映し出す検査です。痛みや被ばくの心配がなく、妊娠中の方や授乳中の方でも安心して受けられる検査です。マンモグラフィ検査で見えなかったような小さな病変や乳腺内の変化が見られることもあります。しこりの形や境目部分の性状などで,多くの場合,良性なのか悪性なのかを推測します。結果は当日、説明いたします。
マンモグラフィ検査
乳房を上下・左右方向に挟んで撮影するレントゲン検査です。乳房腫瘍(しこり)を見つけるだけでなく、超音波検査では見えづらい微細な石灰化病変を見つけるのにも有用です。ただし、乳腺が発達している若い人やとても痩せていて乳房のボリュームの小さい方などでは、腫瘍を見つけにくいことがあります。検査時には圧迫による痛みがある程度は伴います。しかし、より乳房を薄くすることで乳房の様子が見やすくなったり、被曝をする量も少なく済むという大きなメリットがありますので、ご協力をお願いいたします。結果は当日、説明いたします。
細胞診検査
乳房内の腫瘍性病変に対しエコーの画像を見ながら細い針を刺入し、陰圧をかけて細胞を吸引採取してくる検査です。検査時間は準備も含めて15分程度です。取れた細胞を顕微鏡で確認し、良性・悪性の判断をします。しかし、病変の質によっては細胞を十分に採取できないこともあり、その場合は必要により組織診検査に進むことがあります。検査結果は、10日程度でわかります。
組織診(針生検)
乳房内の腫瘍性病変に対し、局所麻酔をした上で細胞診よりも太めの針を刺入し、腫瘍の一部を採取してくる検査です。細胞診よりも採取できる検体の量が多いので、良性・悪性の判断だけでなく、具体的な診断やその病変の性質などを知ることができます。検査結果は、10日程度でわかります。
乳がん検診は・・・
40歳未満の方は超音波検査を、
40歳以上の方はマンモグラフィ検査を受けることをお勧めします。
乳がんは40代から増え始め、30代でも発症することがあります。マンモグラフィは、手には触れないような非常に早期の乳がんのサインである石灰化をピックアップできるため、全く症状のない方たちを対象とする検診の方法として大変優れています。
しかし、若年の方、授乳中の方、手術後の方、非常に乳腺の濃度が濃く不均一である方などの場合は、マンモグラフィだけでは、異常を写し出すことが難しい場合があります。質の良い撮影で診断が行なわれても、約10~15%の乳がんがマンモグラフィのみでは見落としとされる恐れがあります。若年の方など乳腺組織が多いケースでは超音波検査をお勧めいたします。
※しこりなどの症状がある方は、必ずお知らせください。
異常に気付いたら受診しましょう!
自分で触れて気になるしこりがある場合、あるいは気になる症状がある場合は、検診を待たずに診療を受けて下さい。
また、検診で異常なしの結果が出ても、気になる症状などがある場合は必ず受診してください。一般的に乳がんの進行はそれほど早くはありませんが、中にはとても早く進行する種類のものもあります。2-3ヶ月でしこりのサイズが倍増していくものもあります。このような種類の乳がんは転移もしやすい傾向にあります。
おかしいなと思ったら、直ちに受診して下さい。